ヴァイオリン練習曲の代わりに 1
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「音楽的にあまり価値のない多くの練習曲にたくさんの時間を割いているのは残念なことっd、音楽的にも優れており、テクニックの勉強にも役立つ多くの曲があるというのは素晴らしい事です。例えば無伴奏ヴァイオリンのための曲がそうです。クロイツェルの練習曲集の有名な第2番をやめて、その代わりにバッハのg-moll (ト短調)のプレスト楽章が使うことができるということを、もう一度繰り返し言っておきたいのです。この楽章に対して、私ならヴァイオリニストがクロイツェルの練習曲で使用する必要な全てのボーイングを用いると思います。このプレストやそれに似た楽章は、非常に優れているので、かなり遅いテンポで弾いても、優れた音楽的な意味を持たせることができきます。そう、たとえこれをゆっくりしたテンポの四分音符で弾いても、ダイナミックスに注意して弾けば「音楽的」な表現にすることができるのです。」
これは、ロシア生まれのアメリカのヴァイオリニストで指揮者でもあった「アレキサンダー・シュナイダー」の言葉です。
もちろん、練習曲でも音楽的な作品も結構あります。
Paganini のカプリスや、Wieniawski の練習曲は、コンサートでも演奏される音楽的な作品です。
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