自分に合ったヴァイオリン曲
公開日:
:
未分類
自分に合った曲(その曲が演奏家のキャラクターに合っている)というのは、意外なことに演奏家自身が分かっていない場合もあるかと思います。(もちろん、好きな曲ばかり弾いていては勉強になりませんが)
コンサートの時などは自分に合った曲を自分に合ったように弾けると、聴いている人達の拍手も多くなります♫
有名な演奏家達にもこんな話があります。
フランスの音楽家一族の一人のダンクラ。パリ音楽院でバイヨに師事し、1855年から母校で教え始め、60年には教授になっています。「私がパガニーニを聴いたのは13歳の時でした。彼は風変わりな人で、ファンタスティックで、けたはずれの力強いテクニックに恵まれていました。彼のパッセージ・ワークにはなんというイントネーション、なんという正確さが、彼の音にはなんと喜びにあふれた暖かさがあったことでしょう。彼自身の曲ではとても真似のできないような演奏を聴かせました。ヴィオッティやローデ、クロイツェルなどの作品は、彼の神経質で熱っぽい性格にはふさわしいものではありません。特別な様々なアクセントを要求しているヴィオッティの作品を演奏するためには、バイヨのような華麗なボーイングが必要でした。一方でバイヨは、パガニーニの魔性的な音楽の演奏ではどこか落ち着かない感じでした。彼にテクニックがなかったということではなく、彼の性格からいっても、彼が奇人と呼んでいた人の作品は合わなかったのでしょう。
Kさんは、速めのテンポの明るい曲も軽快に弾きます♫
Sさんは、いつも丁寧に行き届いた演奏をします♪
関連記事
-
-
「サマーコンサート」に向けて 2
今度の「サマーコンサート」で「バッハ作曲 無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番」より「Largo」を演奏す
-
-
レッスン室の防音工事
今日はレッスン室の防音工事をしています。 防音効果のある二重窓の設置と、換気口
-
-
クリスマスコンサートに向けて 5
Sさんは、今回のレッスンもウオーミングアップと読譜の練習を兼ねて「ホーマン」からスタートしました。5
-
-
ヴァイオリン等の生演奏を楽しむ
日本橋にある マンダリン・オリエンタルは、今年1月に中央区医師会賀詞交歓会でカルテット(弦楽四重奏)
-
-
あこがれのヴァイオリン曲を
「パッヘルベルのカノンを弾いてみたいと思っているのですが」 今日のレッスンの最初にRさんが遠慮
-
-
ヴァイオリンの二重奏
ヴァイオリンの二重奏曲は(ピアノに比べ)あまり多くありません。 その中でも「バッハの二
-
-
クリスマスコンサート無事終了♪
昨日「クリスマスコンサート」は、たくさんの方々のご来場に頂き、暖かい雰囲気の中、無事終了しました。
-
-
外国でもヴァイオリン練習
海外(語学研修を兼ねて)長期滞在のO君とお母様のTさん。ヴァイオリンも持っていらっしゃいました。
-
-
ヴァイオリンの弓を長く引く
「弓を長く引く」ということは、とても大切な練習と言われています。 ピアニッシモからフォルテシモ
- PREV
- ホール演奏に向けて 4
- NEXT
- ホール演奏に向けて 5













