ヴァイオリンの左指先
公開日:
:
最終更新日:2018/02/28
未分類
弦と指が接する場所は一定ではなく「速いパッセージを弾く時は指を少し立てる」「幅の広いヴィブラートをかける時:優しいメロディーを弾く時は指を少し寝せる」など奏法によって変わってきます。
また、指でギュッと弦を押さえて弾くのではありません。押さえる力が強すぎると速く指を動かすのが難しくなり、また美しいヴィブラートがかかりづらくなります。弦を押さえる指先は必要最最小限の力で押さえると、最も響きます。弦を押さえる力が不足していると音がかすれたり、良く響かない原因にもなります。指先の力加減は、音量・音色・ボーイングの種類によっても変わります。
「今週は毎日(大学)オーケストラの練習があるんです。」
と言うSさん。
日頃ヴァイオリンを弾いている時の疑問
「ここのフレーズで、左指の押さえ方が思うようにいかないのはどうしてでしょうか?」…左手親指の位置をずらして「あ!こうするんですね。写真撮っておきます。」
「どうも指先に力が入っている気がしているのですが、これで大丈夫ですか。」…左指を落として瞬間的に(必要な分だけ)脱力
などの解決方法が分かって
「なるほど!」と、ニッコリ(^^)
ヴィブラートも上手にかかるようになってきています。
ヴィブラートをかけると、右のボーイングの力が程よくぬける場合が多いです。
関連記事
-
-
音楽祭で学んだことを
昨日までの3日間「笠間国際音楽祭」で勉強した事を、今朝のレッスンからお伝えしています。 例えば
-
-
ヴァイオリンをもう一度♫
「パリの地下鉄で、ヴァイオリンを弾いているグループを見て、以前やっていたことのあるヴァイオリンを、も
-
-
ヴァイオリンを始めて一年
今年の4月で およそ一年のCさん。 Cさんは、楽器習得のコツをご存知(ヴァイオリンの他にも木管
-
-
ヴァイオリンの「ボーイング」を考える
「ボーイング」とは、奏者が意思を持って動かす右手の動き、つまり、運弓動作のことです。 ボーイングの
-
-
ヴァイオリンの音程の取り方 1
「音程はヴァイオリンを持つすべての人の課題なんですよ。」とアメリカ人の先生がなぐさめてくれたことがあ
-
-
ヴァイオリンのボーイング
ヴァイオリンを手にして弾き始めた初心者の方はもちろん、プロの演奏家も「美しいヴァイオリンの音色」を目
-
-
静かに始まるヴァイオリン曲の弾き方
Iさんの取り組んでいらっしゃる「ショーソン作曲 ポエム」は、静かに始まる(幻想的、神秘的な)曲です。
-
-
明けましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 今
- PREV
- ヴァイオリンの基礎力アップ「弓を持つ手」
- NEXT
- ヴァイオリンケース用楽譜入れ