ヴァイオリンのボーイング

公開日: : 未分類

「演奏は80%ボーイングで決まる」と、どこかで聞いたことがあります。

 

「弓はヴァイオリンにおける立役者です。左手の指は難しいが、必要欠くべからざる作戦を実行するために訓練されなければなりません。しかし結局のところ、左手の指は兵卒にすぎません。機械的な訓練とその発達を期待される兵卒にすぎないということです。芸術的表現のもっとも賛嘆すべき効果を創り出すためには、弦上の摩擦を充分にコントロールした熟練した弓の使用が必要です。

ヴァイオリンの技術は、ボーイングの技術に依存するということ。そして理論的にいってもボーイングの技術は結局のところ、弓の毛と弦の間の摩擦をコントロールする技術に依存するということです。」

これは、ユージン・グルーンエンバーグというロシア出身のヴァイオリニストの談話です。

 

左手の指がシッカリと…テンションが強くなってくると響きがクリアになり、ボーイングヴァリエーションが自由になります。

右手に余分な力が入っていないと、弓の毛と弦の摩擦をコントロールしやすいかと思います。

Mさんは、一緒に演奏することを約束している方がいます。

その目標に向かって、左手のテクニック向上のために始めた「セヴシックOp.1」を練習する時も、ボーイング…弓を持つ右手に余分な力が入らないように気をつけながら、真剣に取り組んでいらっしゃいます♫

関連記事

ヴァイオリン教室の窓から

3日前から、教室から見える庭に 植木屋さんがきています。 みるみるうちにスッキリと、冬支度(^

記事を読む

今年最後のヴァイオリンレッスン

昨日は、今年最後のヴァイオリンレッスンでした。 毎週どんどん成長している元気なJ君を連れて、Rさんは

記事を読む

クリスマスコンサートに向けて 5

ヴァイオリンの曲の中でも「アイリッシュ(アイルランドの民族音楽)」がお気に入りのMさん。ヴァイオリン

記事を読む

伴奏 弾いて下さい♪

毎日練習を欠かさずしているCちゃん。   セヴシックOp. 1 も少し

記事を読む

ヴァイオリン選び

今日ヴァイオリンレッスンスタートのKさん。 ヴァイオリン選びも楽しんで、ネットでも調べてみたそ

記事を読む

ヴィブラートの(聴覚的)特性

プロの演奏家は、ヴィブラートを高いピッチから低いピッチまでの振動を一定に保っています。そして、振動の

記事を読む

ヴァイオリンレッスン7回目

HAUCHARDという教本のPREPATOIREの19番まで進みました。 これで左指の4まで、

記事を読む

休符も「音楽」

演奏で「休み」と呼んでいる「休符」。音楽は、音を出しているのと同じくらい、音を出していない「間」の時

記事を読む

ヴァイオリンのメインテナンスに

今日は、当教室の体験レッスン用のヴァイオリンの他、生徒さんからお預かりしているヴァイオリンを持って、

記事を読む

オーケストラの楽しみ

オーケストラには、実際にその席に座り音を出した時に体験出来る、合奏の楽しみがあります。 一緒に演奏出

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑