ヴァイオリンレッスンのスタイル

公開日: : 最終更新日:2017/12/29 未分類

有名なヴァイオリニストであり教師でもあるレオポルド・アウアーは、エフレム・ジンバリスト、ミッシャ・エルマン、ヤッシャ・ハイフェッツ、トーシャ・ザイデル、マックス・ローゼンなどを教えていました。

「どうやってあれほど素晴らしいアーティストを育てたのですか?何か秘密はあるのでしょうか?」

という問いに、アウアーは答えました。「私が何か魔法みたいなことをして教えているなどという説があることは承知しています。なんでも、弓で実例を示して教えてあっさりとジンバリストやハイフェッツを育て上げるだとか。ですが実際は私にはなんら特別あ方法はありません。自然な法則に基づいたまったく自然なラインでの発達を『方法』とは呼びたくないでしょう?だから私の教育には秘密などないのです。私が教育において強調している点は、様々な生徒の中にある個性を決して潰さないことです。生徒それぞれに生まれつきの適性がある。音色や演奏に関して個人的な資質がある。私は常に生徒一人ひとりのことをよく考え、個性に対応してきました。インスピレーションとアイディアは、美の原則やヴァイオリンの原則に反しない限り、自由に自分のやり方で伸ばしていくよういつも促してきました。私がいつも考えていることは、自然がすでに与えているものを引き出すようのを手助けすることであってドラマチックに学生の自然な傾向を、私自身の好きな方向へと強制することではありません…..。弾き方を見ればその人の教師が分かるという説がありますが、私は信じていません。弾き方を見て、アウアーの学生だなどとは分からないと思います。これが私の誇りとするところです。」

 

確かに「ああ、この人は◯◯先生の生徒さんかもしれない」という特徴ある弾き方…それも魅力的だったりします…を見た事も少なくありません。「ヴァイオリンを始めから◯◯先生に教わったよう」「途中から◯◯先生に移ってきたみたい」というのも、あります。

 

アウアー門下は、個性をそのまま伸ばす事が出来るレッスンスタイルでした。

 

 

 

関連記事

my violin

ヴァイオリンの魅力

なんといっても、ヴァイオリンの容姿!この姿に魅かれてヴァイオリンのを習い始めた方は結構いるのではない

記事を読む

ヴァイオリンの音をもっときれいに

  ヴァイオリンの音はいいな、好きだなと思って、ヴァイオリンという楽器を見たり触れた

記事を読む

今日の「ヴァイオリン体験レッスン」

海外からのご予約、学校の夏休みを利用しての(一ヶ月期間限定レッスン希望)の方の「体験レッスン」でした

記事を読む

ヴァイオリンのメンテナンス

普段の「ヴァイオリンのお手入れ」で必ずした方が良いのは、弾いた後の「松やにや汗を拭くこと」です。(楽

記事を読む

ヴァイオリンで重音を弾く時に

ヴァイオリンで2本以上の弦を同時に弾く時に ①まず重音の下の音から別々に弾き、音程を確かめる ②そ

記事を読む

ヴァイオリンの指弓

「指弓」とは、まるで身体の一部であるかのよに、弓を自由にコントロールするボーイングです。この「指弓」

記事を読む

スプリングコンサートに向けて 7

今日は「スプリングコンサート」の小さな「引き出物」を購入するため日本橋まで行きました。

記事を読む

2014年 草加でのクリスマスコンサート

今日は、草加(実家)の玄関ホールで演奏会を開催しました。 ピアノ、テューバ、ヴァイオリンの演奏があり

記事を読む

庭の冬支度

一昨日から植木屋さんが来てくれています。パチンパチンとリズミカルな音が聞こえてきています。 そういえ

記事を読む

クリスマスコンサートに向けて 10

レッスン室のクリスマスツリーをバックに「クリスマスコンサートコンサート」のリハーサルが始まりました。

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑