ヴァイオリンの駒

公開日: : 最終更新日:2016/01/28 未分類

ヴァイオリンの駒は(そんなには頻繁ではないですが)歪んだり、傾いてしまったりすることがあります。

しばらく使っていない間に弦がゆるんだりしたことが原因で、駒が傾いてしまった場合も少なくありません。

 

ヴァイオリンの駒は

*傾く

*ゆがむ

*曲がる

*動く

*ひびが入る

*倒れる

*割れる

などの可能性がありますが「ひびが入ったり」「割れたり」「倒れたり」ということはめったにありません。

ただ「駒が傾く」ことはあります。そのまま弾き続けていると「駒が倒れたり」する場合がありますので注意が必要です。

 

「駒を正しく立てる」のには、本当は専門的知識と技術が必要です。

ですが、自分で対処する場合には次の方法で行います。

 

《駒がゆがんだ場合》

1.座ってヴァイオリンを膝の上にのせ、安定させます。

2.それぞれの弦を少しずつゆるめます。

3.直したい部分の弦を、駒を中心に両手の親指と人差し指で弦を挟むように持ちます。

4.少し弦を持ち上げるようにしながら、治したい方向に指先で駒を押します。

 

《駒が傾いた場合》

1.椅子に座って楽器を両膝に挟んで固定します。

2.弦を少しずつゆるめます。

3.駒の位置がその場所から動かないように、駒の足に指をそえて支えて、駒の上の部分を起こすようにします。

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ここにご紹介した「対処する方法」は応急処置です。やはり、専門家(楽器店)に持って行って見てもらうと安心です♪

 

 

 

 

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