ヴァイオリンのポジション移動をスムーズに
公開日:
:
未分類
ポジション移動をする時は
最初に確認しておきたい大切なことは
どこのポジションからどこのポジションへ移動するかを分かっておくこと
です。例えばA線のファーストポジション(第一ポジション)のシから、7度上のラに跳ぶとします。そのラを3の指で押さえるとしたら、第何ポジションに移動するかを知っていると、だいぶポジション移動が確実になります。
もし「勘だけを頼りに」3を伸ばしたなら、正確な音程をとらえるには「幸運を祈るしかなくなり」ます。(恩師は「まあ、はずれるでしょうね。」とおっしゃっていました!)
この例の場合、A線で開放ラのオクターブ上のラを3で押さえるのは第5ポジションですから、まず1の指を第5ポジションのファに正確に移動させることを意識して、そこから3の指を置きにいけば良いのです。
テーブルの上の離れたところにあるコップを取ることを考えて下さい。椅子に座ったまま手だけを伸ばすのではなく、立ち上がってコップの近くまで行ってから手を出した方が、確実に取ることが出来ます。
同様に、押さえる指だけを正しい位置に運ぼうとするのではなく、左手全体で正しいポに移動することが、きわめて重要です。そのポジション移動については、そのための音階練習があります。「小野 アンナ 音階教本」の10番です。この10番は、この教本の中で最も重要なページです。(他の音階教本にはないかもしれません)
さらう時のポイントは
左手の形を変えずにポジション移動をすることです。
アメリカの音楽院教授のティール先生は「ポジション移動は、指からするのではなく腕からするものです」とおっしゃっていました。確かに、左腕が移動先のポジションに行くように意識すると、ポジション移動が非常にスムーズになります。(是非体験してみて下さい)
関連記事
-
-
ヴァイオリンアンサンブル♫
当教室で、同じくらいの時期にヴァイオリンを始めて、同じくらいのペースで進んでいるお二人の生徒さん。
-
-
ヴァイオリンの音程の取り方 2
「音程は左手のひらでとる」。これを目指すと安定した良い音程になるようです。指先だけでとると、なかなか
-
-
「サマーコンサート」に向けて 4
「だんだん ヴァイオリンを弾くのが楽しくなってきました。」 と、レッスンの終わり際に嬉しそうな
-
-
ヴァイオリン&チェロでアンサンブル
当教室にいらして1年ちょっとのKさんは、豊かなヴァイオリンの音色の持ち主でいらっしゃいます。
-
-
「サマーコンサート」に向けて 9
今朝は、講師自身も「サマーコンサート」に向けての準備をしています♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪ 先
-
-
ヴァイオリン教室のピアノ・トリオ
当教室へは、ヴァイオリンを習いにいらしているIさんですが、実はピアノもかなりお弾きになります。
-
-
今週末のコンサートに
今週末 府中の「ウィーンの森 芸術劇場」のロビーで、音楽学校の生徒さんも出演するコンサートに参加予定
-
-
ヴァイオリンの練習曲
当教室で使っている、ヴァイオリンを始めたばかりの生徒さんが使っているのは、フランスの「HAUCHAR
-
-
ヴァイオリンの上手な練習
静かで可憐なKさん。 ニコニコしながら、でもキッチリ練習ポイントをおさえてさらっていらっしゃい
- PREV
- ヴァイオリンの音階練習をしましょう♫
- NEXT
- ヴァイオリンレッスン 18回目













