日本のヴァイオリンの教本
公開日:
:
ヴァイオリンの小話
日本でよく使われているヴァイオリンの教本は、3つあります。
「鈴木慎一バイオリン指導曲集」全10巻
「新しいバイオリン教本」(兎束龍夫・篠崎弘嗣・鷲見三郎編)全6巻
「篠崎弘嗣 バイオリン教本」全4巻
「鈴木慎一 バイオリン指導曲集」はスズキメソッドの教材ですが、他の一般の教室でも広く使われています。J.S.バッハやモーツァルトのコンチェルトが多く入っています。
「鈴木慎一バイオリン指導曲集」は、講師が使っていた時代のものと、現在使われているものでは、フィンガリングなどが変わっているものが少なくありません。講師が使っていた頃に比べ、今現在出版されている楽譜は指使いが結構すくなくなっているようです。
「新しいバイオリン教本」は、3人の指導者によって良くまとまっていて選曲もこだわりが感じられます。
「篠崎バイオリン教本」は、「カイザー 36のエチュード」の一部も入っていて基礎も一緒に学べるようになっています。
学習者にもよりますが、ひとつのシリーズにこだわりすぎず、進め方によっては教本を使い分けても良いかもしれません。
また、この他にも「音階」「エチュード」も組み合わせて技術的な基礎力アップを目指しましょう♪
関連記事
-
ヴァイオリンの練習 12
「ヴァイオリンの練習は必ず毎日するようにしています。 私の場合時間を決めてしまうとプレッシャーにな
-
ヴァイオリン曲を仕上げていくポイント
取り組んでいる曲の練習で大切なのは、難しいところを 取り出して、そこだけさらう事です。 楽譜を
-
ヴァイオリンの渦巻き(スクロール)
ヴァイオリンのネックの先の渦巻きは、音響的な面からみると特別な役割は持っていません。なくても音にはほ
-
ヴァイオリンの大きさ
ヴィオラ(コントラバスなども)は、楽器によって結構大きさに違いがあります。 それに対して(フル
-
ヴァイオリニストの系譜 2
スペイン出身のパブロ・サラサーテ(1844〜1908)やルーマニア出身のジョルジュ・エネスコ(188
-
ヴァイオリンのボーイングテクニック
ヴァイオリンのボーイング(奏法)には、いろいろな名前が付いています。 その用語の意味を意識し
-
ヴァイオリンのペグの滑り止め
このところ何故かペグの止まらず少しずつゆるくなってしまうM君のヴァイオリン。 弦楽器山下さん
-
ヴァイオリンの毎日の練習
基礎練習は自分に余裕のあるもので行うと成果が出やすいものです。 (難しい曲は自分の知識のためにやり
-
ヴァイオリンの練習 27
「ヴァイオリンの練習は、夜子供たちの事が終わって余裕のある時にしています。」 と、Cさん。
-
ヴァイオリンのチューナーに 3
ヴァイオリンの練習にチューナーを使う時の工夫、3番目。 携帯電話スタンドを使ってみました。
- PREV
- ヴァイオリン教本の新版
- NEXT
- ヴァイオリンのチューナーに 1