古典派の巨匠ベートーヴェン
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音楽歴史の小話
古典派の音楽様式のレベルを高めて、次世代の作曲家たちに絶大な影響を与えたベートーヴェン(1770~1827)。
ベートーヴェンは20歳代後半から少しづつ耳が聞こえなくなり、遺書を書くほど大変な思いをしましたが、その苦悩を乗り越えて交響曲第三番「英雄」、第五番「運命」、第九番「合唱つき」などの傑作をたくさん作曲しました。
上の写真は講師実家にある「ベートーヴェン時計」です。
(今では最も優れたヴァイオリンコンチェルトといわれている)ベートーヴェンのヴァイオリンコンチェルトは、1806年にウィーンで初演されました。綿々と続く歌があまりに美しく、新機軸にあふれていたためか、当時の人々には今ひとつピンとこなかったそうです。ベートーヴェンはこの曲を「ピアノ協奏曲」に編曲して、その版だけが1810年に出版されました。
ベートーヴェンの崇拝者だった「マシーニ」「バイヨー」「ヴュータン」といった当時のヴァイオリニストによって弾かれたものの、ベートーヴェンのヴァイオリンコンチェルトはしばらく忘れられていました。
1844年5月に「ヨーゼフ・ヨアヒム(1831~1907)」がメンデルスゾーンの指揮で「ベートーヴェン作曲 ヴァイオリンコンチェルト」をロンドンで演奏し、1861年にスコアが出版されました。ヨアヒムは生涯に最も多くベートーヴェンのコンチェルトを弾きました。
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