ヴァイオリンは(ほとんど)変化していない
公開日:
:
未分類
ヴァイオリン属の高弦楽器の原型が登場したのは1520年代といわれています。ヴァイオリンの製作者「始祖」としては、アンドレア・アマティ(1511〜?)が現在のヴァイオリン属(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)の型を作った人の中で一番の有名人です。アンドレア・アマティの孫、ニコロ・アマティの一番弟子が、有名なアントニオ・ストラディヴァリスです。ニコロ・アマティは、グァルネリ・ファミリーの始祖アンドレア・グァルネリも教えています。
(イタリア北部ロンバルディア地方のクレモナより少し北にプレーシアとい古い街に、ガスパロ・ダ・サロ(1540〜1609)という木彫りの工芸品を作る職人がいました。その職人が、現在のヴァイオリンとほとんど変わらないヴァイオリンを作ったという説もあります)
現在に通じるヴァイオリンが1500年半ばに誕生してから、ヴァイオリンの形や機能はほとんど変わっていません。少し変わったものは、
内部の構造が強化された
楽器を横から見た時の「傾斜」「角度」が変わった
駒、弦が変わった
指板の種類が変わった
アゴ当てが付いた
…などです。
でも、楽器(ヴァイオリン)の素材、形、メカニズムは、ほとんど変わっていなく、最初から完成品でした!
関連記事
-
今日は「スプリング・コンサート」です♫
今日は「スプリング・コンサート」です。 (午後1時20分開演予定です。終演は、3時半過ぎになり
-
お小遣いでヴァイオリン
弟さんがヴァイオリンを習っているRさんは、今月から初めてヴァイオリンを始めることにしました。
-
ママがヴァイオリンの先生
「家では上手に弾いているんです。今日も張り切ってレッスンに来たんです。」 というHちゃん。
-
(ヴァイオリンの)曲全体の強弱を考えて
モーツァルト以前の作曲家の楽譜には、強弱記号がほとんどありません。「メロディーの強弱の付け方は書かれ
-
レッスン回数を重ねて
前回、お姉さんも一緒にレッスンに参加したAちゃん。今回のレッスンでも、レッスン室に入ってくると直ぐに
-
発表会に向けてラストスパート!
発表会とはいっても、レッスン室で開かれる小さなコンサートです♫ それでも人
-
ヴァイオリンレッスン 3回目
先ずご挨拶。早速弓の体操4種類。 時々親指が突っ張っていないかチェック。小指も落ちていないか確
-
ヴァイオリンの「ボーイング」を考える
「ボーイング」とは、奏者が意思を持って動かす右手の動き、つまり、運弓動作のことです。 ボーイングの
-
クリスマスコンサートに向けて 9
コンサートまで あと11日間! 最後のレッスンが終わった生徒さんもいらっしゃいますが、ほとんど
- PREV
- ヴァイオリンで正確な音程を
- NEXT
- 春休みのヴァイオリン
Comment
バイオリンが、400年以上たっていて、ほとんど変化していないのですから、「新しいバイオリン教本」が、50年以上たっていても、不思議ではないんですね。(最初は、こんな古いのでやるのか?と思ってました。)