ヴァイオリンの音程
公開日:
:
最終更新日:2018/07/14
ヴァイオリンの音程
良い演奏をするには、正しい音程をとる事が欠かせません。音程のとり方は、メロディーを弾く時と重音を弾く時では違いがあることを知っていると役に立ちます。メロディーの音程のとり方で重音を弾くときれいに合いません。また、反対に重音がきれいに響くとり方でメロディーを弾くと、とても間の抜けた感じになってしまいます。
メロディーを弾く場合
C-dur(ハ長調)の場合
E(第3音)とH(第7音)は「高め」、
第4音のF(ファ)は、低めになります。
c-moll(ハ短調)の場合
Es(第3音)は「低め」、H(旋律的短音階上行系第7音)は「高め」、下行系のAsは「低め」になります。
重音を弾く場合は、
「長3度」と「長6度は〔狭め〕
「短3度」と「短6度」は〔広め〕
「導音」は〔低め〕
3度の音階では
C-dur(ハ長調)の場合
E(ミ)とH(シ)は「低め」
F(ファ)は「高め」
c-moll(ハ短調)の場合
また、音程をとる時に注意したいのは、メロディーや重音に「開放弦」が混ざっている場合です。その場合は「開放弦が正しい音程になる」ように他の音を合わせるようにします。
関連記事
-
ヴァイオリンの音程 2
ヴァイオリン(弦楽器)の音程は指板の上に築かれていきます。 ハイポジションの学習にあたっては
-
ヴァイオリンで正確な音程を
ヴァイオリンにはギターのようなフレットがないので、自分で音程を作る必要があります。 「正しい音
-
ヴァイオリン曲の音程を
今回のレッスンで「バッハ作曲 ガボット」を、全体通して安定した良い音程で演奏したJさん。 バ
-
ヴァイオリン練習曲の代わりに 2
基礎練習も、時間がかかっても楽しい曲で弾きたいというご希望のMさん。
- PREV
- ヴァイオリン教室近くの桜が
- NEXT
- ホール演奏に向けて 3