ヴァイオリンの音程 2
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ヴァイオリンの音程
ヴァイオリン(弦楽器)の音程は指板の上に築かれていきます。
ハイポジションの学習にあたっては、まず指板の低いところに基準音(多く場合は1の指:人差し指)を確保し、ここを手掛かりとして上への音をとっていきます。
正確な音程はプロにとっても(相当の訓練をしていても)おろそかにできないものだと思います。
良い音程を確保するためには、弾きながら耳でなおすという以外に「録音をとってみて」後で検討するという方法もあります。
実際には、自分の演奏を聞いて満足するという人はほとんどいなく^^;大体は上手く弾けていないことが分かっていますから、録音を聞きたくない、録音すら取りたくない人がいてもおかしくありません。しかし、だからこそ心を鬼にして自分の音にあえて直面し、それに耐え、それを乗り越えなければならないでしょう・・・
以前、若い女性の生徒さんが発表会前に自分の演奏を携帯電話で録音して聞き「自分の音程の状態にびっくりしてしまいました。」と、たった一週間でかなり良い音程になっていました。
絶対音感があると、音程を取る時にとても便利です。でも絶対音感に出来ることは耳に入る音高が分かることだけです。
正しい音程で演奏できるのは、むしろ相対音感の働きによると言われています。平均律ではなく「純正調:耳に美しく快く響く」ということです。
今年の「コンサート」でも、安定した音程で演奏した方々は、直前まで「セヴシック」や「音階練習」を丁寧に練習していました。
ヴァイオリンは自分で音程を作る楽器ですので「基礎練習」は頑張りましょう(^^♪
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