ヴァイオリンのスタッカート(スピッカート)

公開日: : 最終更新日:2018/02/10 未分類

来月に所属するアマチュアオーケストラの演奏会を控えているKさん。

今日は、プログラムの最後の マーラー編曲「シューベルト作曲 弦楽四重奏曲 死と乙女」を中心のレッスンでした。

テンポが速いパッセージで、特にスタッカートのところは、まず「左指の準備が遅れていないか」「移弦のタイミングが合っているか」をチェックします。

スタッカートは、ヴァイオリンのボーイングテクニックの中でも難しいものかと思います。

Mさんが取り組んでいる「クライスラー作曲 コレルリの主題による変奏曲」の第1ヴァリエーションもスタッカートです。

左指の音程を重音で練習してからスタッカートにすると、弾けるようになるかと思います。

 

「カール・フレッシュ 音階教本」のDes-dur(変ニ長調)は全てスタッカート(スピッカート)で弾くことになっています。

フラジオレット(ハーモニクス)まで、スピッカート♪

このスタッカートについて、アメリカを代表するヴァイオリニストの一人、モード・パウエルは、このように語っています。

「技術の習得には懸命に取り組みました。古いタイプの人間だからかもしれません。表現手段としての技術の必要性を強く感じていたということもあるでしょう。ともあれ頑張りました。もちろん難しい技術は一気に練習するべきではありません。若い演奏家はこれを忘れがちです。スタッカートが楽に出来なかった時期があるのですが、私は本当のスタッカートの要領の生得的なものだと思っています。このことでヨアヒムに不平を漏らしたものです。すると彼はスタッカートは音楽的に大きな価値はないと言っていました。ヨアヒム自身のスタッカートも苦労して弾く感じで不器用なもので、自分でもセンスがないと認めていました。ヴィエニャフスキのスタッカートは、彼の音楽でたくさん見いだせますが見事なものでした。彼の協奏曲第2番ニ短調」を弾き始めた時、私はスタッカートのの習得を決意しました。強い意志で取り組んだのでやがて出来るようになり、その後は特に問題はなくなりました。芸術的なスタッカートは、芸術的なトリルと同様、自由自在に表現できるものであるべきです。楽曲は楽派によって様々ですし、ディテールに関してそれぞれに応じた対応が必要になってくるからです。」

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