ヴァイオリンの弓が震えないようにするには?

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先日の生徒さんに「弓が震えるのはどうしてですか?」と聞かれました。
弾いている最中に弓が震えるのは「緊張していたから」とあまり問題に思わないかもしれません。実際は精神的な理由でなく、きちんと自分自身で解決できる問題であったりします。
ゆっくりなテンポで(4分音符が30くらいで、4拍ずつの)ロングトーンを練習します。その時自分がどんな風に弓を持って、ダウンからアップまで、どんな形で手が動いているか、どんな経路をたどって弾いているのか、均等に弓の量を配分できているかなどをチェックしてみます。そして集中していく中で、弓と自分の手を一体化させていく感覚を持ってみて下さい。そうすれば、自然と自分の手に対してより素直な動きを選択できるようになっていきます。余分な力が入っていたり、弓を握っていたりすることがなくなり、弓が安定してきます。
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ロングトーンを練習する時に、弓を持つ右手にも「指使い」を感じて弾いてみましょう。アップ(上げ弓)の場合は、1(人差し指)⇒2⇒3⇒4(小指)、ダウン(下げ弓)の場合はその逆で順に「指使い」があるように感じて、それを順番に使う感覚を持つことで、弓の動きとともに重心が変化(移っていく)のを表現しやすくなります。
つまり、弓と手の一体化がさらに強まって、より安定した動きになっていきます。

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