ヴァイオリンの弓が震えないようにするには?

公開日: : 未分類

先日の生徒さんに「弓が震えるのはどうしてですか?」と聞かれました。
弾いている最中に弓が震えるのは「緊張していたから」とあまり問題に思わないかもしれません。実際は精神的な理由でなく、きちんと自分自身で解決できる問題であったりします。
ゆっくりなテンポで(4分音符が30くらいで、4拍ずつの)ロングトーンを練習します。その時自分がどんな風に弓を持って、ダウンからアップまで、どんな形で手が動いているか、どんな経路をたどって弾いているのか、均等に弓の量を配分できているかなどをチェックしてみます。そして集中していく中で、弓と自分の手を一体化させていく感覚を持ってみて下さい。そうすれば、自然と自分の手に対してより素直な動きを選択できるようになっていきます。余分な力が入っていたり、弓を握っていたりすることがなくなり、弓が安定してきます。
IMG_3169
ロングトーンを練習する時に、弓を持つ右手にも「指使い」を感じて弾いてみましょう。アップ(上げ弓)の場合は、1(人差し指)⇒2⇒3⇒4(小指)、ダウン(下げ弓)の場合はその逆で順に「指使い」があるように感じて、それを順番に使う感覚を持つことで、弓の動きとともに重心が変化(移っていく)のを表現しやすくなります。
つまり、弓と手の一体化がさらに強まって、より安定した動きになっていきます。

関連記事

効率の良いヴァイオリン練習

短時間でテクニックを身につけて、練習の効果を引き出すには、効率良くポイントを押さえていく事が大切です

記事を読む

ヴァイオリン教室の窓ふき

今朝は、レッスン室の窓磨きをしました! 昨日の「大荒れのお天気」で ちょっと汚れてしま

記事を読む

ヴァイオリンのグレードアップ

ヴァイオリンを始めて、今月が一年目のKさん。 Kさんはヴァイオリンだけでなく弦楽器がお好きで、

記事を読む

ヴァイオリン練習は「カラオケ店」で

ご自宅では「基本的に楽器練習は出来ない」Cさん。 ヴァイオリンの音無しでできる練習以外は、カラ

記事を読む

ヴァイオリンの上手な練習

静かで可憐なKさん。 ニコニコしながら、でもキッチリ練習ポイントをおさえてさらっていらっしゃい

記事を読む

今日のオーケストラ

いつものホールが改装中で、小学校(平成塾という名の部屋!)での練習でした。 先週から、指揮者は

記事を読む

ヴァイオリン、時には一緒に

今日も元気にレッスン室に入って来たY君は、 「絶対音感教育」の「ハタのおけいこ」に続き、

記事を読む

「クリスマスコンサート」に向けて 8

今年の「クリスマスコンサート」では 「スコットランド民謡 つりがね草」を演奏する予定のKさん。

記事を読む

音楽の基本「音階」

ずいぶん前の話ですが、 「日本へ来て初めて『音階』を知った時、こんなに便利なものがあったのかと

記事を読む

バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ 2

最近出版されたムック本に、バッハの演奏について書かれていました。 バッハの時代は、今私達が普段使っ

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑