ヴァイオリンの左腕
公開日:
:
ヴァイオリンの小話
ヴァイオリンを構えた時、左腕上膊部(じょうはくぶ:肩から肘までの部分)が、体に付かないようにします。
腕と体が付いている、つまりワキが閉まっているとヴァイオリンが下がってしまいます。
ヴァイオリンが下がると、弓が指板の方向に滑ってしまうという悪影響が起きてしまいます。さらに左腕が固定されることによって、左腕の動き(運動)が阻害されてしまいます。
肘の基本の位置は、ヴァイオリンを正しく構え、正しい手の形で、正しく指を弦の上に並べると、自然に決まってきます。
肘は「入れ過ぎない」「出し過ぎない」ように気をつけます。
基本位置はありますが、決して固定されることはありません。弦から弦に以降するにつれて、ヴァイオリンの下で肘の位置が変わることを意識してみてください。



関連記事
-
-
ヴァイオリンのチューニング
ヴァイオリンのチューニング(調弦)はA線から始めます。 A線とD線を5度の音程に合わせます。
-
-
有名になるヴァイオリニスト
「パガニーニの演奏を聴いた時、私はまだ14歳だったが、すでにヴァイオリンの技術はかなり習得していた
-
-
バロック・ヴァイオリン
ヴァイオリンは19世紀以降に、より大きく強い音が出るように改造されました。改造された楽器(そして新し
-
-
バッハ「ガボット」は
「もうずいぶん前区立の中学校の音楽授業で、このバッハ:ガボットを弾いたことがあるんです。 でも、ヴ
-
-
ヴァイオリンを楽しんで
ご自身のヴァイオリンを製作中のOさん。 今はコマの調整が終わり、ナットの高さを調整中だそうです。
-
-
ヴァイオリンの速い重音
「ヴィエニアフスキ作曲 2つの性格の違うオベルタス」には、速い重音が出てきます。 ヴァイオリ
-
-
大人になってからのヴァイオリン
このところ数件あったお問い合わせに 「新型コロナのステイホーム中に『ずっと弾いてみたかったヴ
-
-
演奏する作品を知ること
「今取り組んでいる」または「これから弾いてみようと思う」曲を、もっと「その曲らしく弾きたい」時は、
- PREV
- 近代の西洋音楽3「表現主義音楽」
- NEXT
- ヴァイオリンの雑誌