ヴァイオリニストの系譜 3

公開日: : ヴァイオリンの小話

ドイツでは、ルイ・シュポーア(1784〜1859)が重要な役割をしています。シュポーアの門下には、フェルディナント・ダーヴィト(1810〜1873)がいます。

ダーヴィトは、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲の初演をしたことと、シューマンと親交があったこと、そしてゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスターだったことで知られています。

ダーヴィトはまた、ライプツィヒ音楽院で「G線上のアリア」の編曲をしたアウグスト・ヴィルヘルミを教えました。

ヨーゼフ・ヨアヒム(1831〜1907)はブラームスと親交があり、ブラームスのヴァイオリン協奏曲の作曲に助言もしました。ヨアヒムはウィーンでゲオルグ・ヘルメスメルガーやヨーゼフ・ベームに学びました。そしてベルリン音楽大学でフバイなどを育てました。

ヨアヒム

 

 

イエネー・フバイ(1858〜1937)は、ハンガリー出身で、ハンガリー派の創始者といわれています。フバイはヨアヒムに師事し、パリではヴュータンにも学びました。ブタペスト音楽院の教授を務め、ヨーゼフ・シゲティ(1892〜1973)などを育てました。

関連記事

ヴァイオリンの練習 7

「ヴァイオリンのボーイングの練習は、週に一回貸しスタジオでしています。 音程の練習は毎日しています

記事を読む

作曲家を夢中にさせたヴァイオリニスト

1844年スペインのバンブローナ出身のパブロ・サラサーテ。 サラサーテは19世紀半ばから後半

記事を読む

オーケストラの弦楽器

オーケストラの楽器の配置は時代や地域によって違うことがあります。 昔は、指揮者の左手から「第

記事を読む

ヴァイオリンを楽しんで

ご自身のヴァイオリンを製作中のOさん。 今はコマの調整が終わり、ナットの高さを調整中だそうです。

記事を読む

ヴァイオリンの練習 29

「ヴァイオリンの練習は、平日夜の9時頃にしています。 週末はまとめて練習を頑張っています。」 と、

記事を読む

ヴァイオリンを弾く前に

楽譜を読む…ソルフェージュ(何の音がどんなリズムで書かれているかということ)を勉強することも大切で

記事を読む

新しい「ヴァイオリンケース」に

「先日、楽器店で行われていた『ヴァイオリンケース フェア』で、店員さんにいろいろなお話を聞いている

記事を読む

ヴァイオリンのボーイングテクニック

ヴァイオリンのボーイング(奏法)には、いろいろな名前が付いています。 その用語の意味を意識し

記事を読む

ヴァイオリンの練習 13

「ヴァイオリンの練習は(家ではほとんど音が出せない事もあり)仕事の帰りやオフの日に貸しスタジオでし

記事を読む

ヴァイオリン奏法

私(講師)の恩師の師でもある「イヴァン・アレクサンドル・ガラミアン(1903〜1981)」。

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑