ヴァイオリンの弓先をしっかり
公開日:
:
未分類
弓先は音が抜けやすい
ヴァイオリンの弓元は右手が弦に近いので重みがかけやすく、それに比べて弓先は、弦に対する重力がかけにくいものです。そのため、弓先で弾く時に音が小さくなる、しっかりとした音が出しにくいという状態になりやすいわけです。何も考えずに自然に弾くと弓先の近くは音が衰退しやすくなります。
弓先でしっかり音を出すには
弓先でもしっかりとした音を出すためには、弓元と同じように、十分な重力をかける必要があります。そのために働かなくてはならないのが人差し指です。弓を持つ右手の指の役割を再確認しておきましょう。(弓の体操でも実感出来ます☺)全体の中心になって弓を支えるのは親指で、人差し指が弓の重力をコントロールし、小指がバランサーになります。つまり、弓元でも弓先でも同じように重力をかけるには、人差し指の使い方が鍵になるわけです。もし、弓先でしっかりとした音が出せないかな?と思う方がいらしたら、人差し指を意識して重力くをかけてみて下さい。
ちょっとしたボーイング練習
何年か前に、アメリカのブレア音楽院にいらした ディレイ先生が公開レッスンで「弓全体を平均した音量で弾く練習の仕方」を教えていらっしゃいました。ゆっくりしたテンポの4分音符で、弓の元から少しずつ、先まで順に弾いていくという方法です。「速めのスピードのダウン」「少しゆっくりの短い弓の使い幅のアップ」を代わりばんこに行い、弓元からだんだん弓先へいきます。そしてアップはその反対バージョン。ちょっと面白い練習方法です♫
関連記事
-
ヴァイオリンをYou Tubeで聴く
昨日はYou Tubeでブルッフのヴァイオリンコンチェルトを聴きました。いろいろな方の演奏が映像つき
-
音階アップデートその後 1
先日のオーケストラ本番の時、楽屋でヴァイオリンの女性団員Hさんが話しかけてきました。 「ゆりさんの
-
オーケストラの中のヴァイオリン
昨日もオーケストラに行ってきました。 先週より練習はしたつもりでも「まだまだ練習不足」
-
ヴァイオリンレッスン15回目
「先生、弓の体操忘れています♫」 そうでした☺ 弓の体操の次はHAUCHARDです。
-
ヴァイオリンをじっくり練習
今日が2回目のレッスンのKさん。 チューニング(調弦)は、丁寧になさっています。 ペグ(
-
ヴァイオリンのグレードアップを楽しみに
本当は、最初から「長く使える、ちょっと良いヴァイオリン」で始めたい気持ちもあったKさん。 でも
-
ヴァイオリニストのメッセージ
今日は久しぶりに銀座に行ってきました。 楽器店の楽譜と音楽書を一冊ずつ購入しました。
-
ヴァイオリンレッスン室のじゅうたん
今朝は、レッスン室のじゅうたんを新調しました♫ グランドピアノが乗っていた
-
コンサートへ行ってきました♫
今日は久しぶりに(知り合いに誘われて)コンサートへ出かけました。 ロジャー・ターナーはドラマー
- PREV
- ヴァイオリンレッスン 18回目
- NEXT
- 海外から「練習しています」のお便り♫