バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ 2

公開日: : 最終更新日:2014/11/22 未分類

最近出版されたムック本に、バッハの演奏について書かれていました。

バッハの時代は、今私達が普段使っているヴァイオリン(モダン楽器)ではなく、古楽器(ピリオド楽器)で演奏していました。そのピリオド楽器での、歴史的に正しい弾き方が1950年代以降に取り入れられるようになってきたようです。

ピリオド楽器での全曲録音ではシュレーダーの1985年の演奏が素晴らしいそうで、「単旋律のなかにある複数の声すら拾いあげながら、複合的な音の運動体としてバッハを生かしている(イントネーションも完璧だ)。」とのこと。是非聞いてみたいです!

そういえば、学生時代に先輩と後輩にピリオド楽器を本格的に勉強している人がいました。私の親友も古楽器演奏で有名(彼女はオルガンですが)なこともあり、演奏会にも行ったことがあります。その頃モダン楽器演奏はヴィルトュオーソ全盛期でしたので、古楽器演奏はタイムスリップしたか、教会に行ったかのような、懐かしい気持ちになったのを覚えています。

1990年以降には、新しい演奏解釈として、モダン楽器とピリオド楽器の折衷的なバッハの演奏が聴かれるようになってきたようです。モダンのヴァイオリニストが自分の演奏解釈の中に、ピリオドの奏法や解釈を取り入れていく・・・これがバッハ演奏の最前線だそうです。

IMG_0730.JPG

関連記事

ヴァイオリン(講師)の名刺

出来ました! ヴァイオリン付きの名刺にしたくて色々探しましたが、とうとう自分で作りました。

記事を読む

ヴァイオリンの美しいボーイング

「ボーイング」というのは、弓で弦をこすって音を出す、この弓の運びのことです。英語では「弓を動かすこと

記事を読む

ヴァイオリンの読譜を

「譜面が読めるようになりたいんです。」というご希望でいらしたSさん。 今日からレッスンスタート

記事を読む

「スプリング・コンサート」

昨日 当教室のレッスン室で「スプリング・コンサート」を開催しました。 参加出演者の生徒さんは、

記事を読む

弦楽器マガジンを

先日、生徒さんが持ってきてくれた雑誌「サラサーテ」。 表紙の服部百音さんは『弾きたいと

記事を読む

バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ 1

無伴奏バッハのソナタ&パルティータは、何度聴いても、何回弾いても「名曲だなあ」と思います。聴き込んで

記事を読む

「サマーコンサート」に向けて 1

来月に迫った「サマーコンサート」。今度のコンサートで、Mさん&お母様のRさんはヴァイオリン二

記事を読む

ヴァイオリン選びも

(聞いたことがある話ですが)素晴らしい楽器を割安で手に入れたヴァイオリニストがいます。ちょっとしたチ

記事を読む

ヴァイオリン(ヴィオラ)演奏本番へ向けて

今月、当教室の二人の生徒さんは(講師自身も)それぞれの本番があります。 「緊張しちゃうんです。

記事を読む

オーケストラ本番

無事終了しました! 何しろ80分を超える曲のため、リハーサルで張り切り過ぎると本番でヘロヘロに

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑