ヴァイオリンのトリル
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ヴァイオリンの小話
トリルは、もとの音(主要音)とその全音か半音上の音(補助音)をすばやく交互に鳴らす奏法の事です。装飾音の一種です。演奏する時に「主音から始める」のが一般的でしたが、この頃はバロックや古典派の音楽では「補助音から始める」事が多くなっているようです。
ひとつの音符に「いくつトリルを入れるか?」。これはトリルのスピードによります。どんなに短い音符でも2回以上往復することが多いです。古い時代(バロック&古典)の曲のトリルは比較的ゆっくり往復。それ以降の時代の曲のトリルは速く往復します。
「もとの音の指が動かないようにして、トリルを入れる指だけを上下させる(上から落とすような動き)」にすると、きれいなトリルが弾けます。
「Kreutzer(クロイツェル) 42 エチュード」の15番から22番は、トリルの練習です♫
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