ヴァイオリンのスピッカート&スタッカート

公開日: : ヴァイオリンの小話

「スピッカートが出来るようになったんです!」

と嬉しそうな笑顔のSさん。

スタッカート(staccato )とは、音を短く切って演奏することで、それは、弦楽器に限らず、ピアノなど他の楽器でも声楽でも同じようにします。音符の上か下に付いている点が(スタッカートの)記号です。弦楽器の場合、その「スタッカート」を表現(実現)するために、跳ね弓: スピッカート(spiccato )を使います。「スピッカート」とは、弾むような運弓法のことです。ボーイングの上手下手はスピッカートの技術で決まると言ってもよいほど難しく、奥も深いです。ただ弓を弾ませるだけではなく「弓の弾みを働かせるように」弓を絶妙にコントロールしなくてはならないのです。

 

Sさんは、ヴァイオリンのスピッカートの基本のコツをつかんで、上手に弓をコントロールしながら弾いています♫

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