ヴァイオリンのスピッカート
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スピッカートは、細かい音符を軽やかに弾くボーイングです。
軽く弾こうと思って、かえって手や腕がだんだん硬くなってしまう場合があります。スピッカートのところで、弓を跳ねさせようと必死になって、手や腕を使うと、音が小さくなってきて、速度も少しずつ速くなりテンポが調節出来なくなってしまうこともあります。
きれいな音(美しい音)とふわふわした芯のない音は違います。手や腕に力が入った状態で、弓に重みをかけると「ゲコゲコカエル」が出て…イヤな音が出てしまいます。そうなると、ふわふわと浮いた音にせざるを得ないかもしれません。
腕が直角になる、弓のおよそ中央を弦にのせ、弓を立てて、上下5cmくらいの弓幅で16分音符を♩=108で、A線を弾いてみます。
ゴシゴシ弾いてみます。跳ばそうと思わず、とにかくゴシゴシ弾いて、それから少しずつ、手や指に余分な力が入らない状態になったとき、弓のスティック(木の部分)が自然に上下の動きを始めてくるかと思います。
この感触のコツをつかめたら大成功!
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