ヴァイオリンの「エアー練習」
公開日:
:
未分類
先日の台風の日いらしたYちゃんとお母様。
お二人ともヴァイオリンを始めて8ヶ月ほどです。
始めた頃、とても熱心にヴァイオリンの持ち方、弓の持ち方などの「良い基本形」を習得なさっていらっしゃいました。その成果で順調に進んでいます。
今回のレッスンで、教本「HAUCHARD」は130番の小品「Pastorale」までやりました。これは、この教本 ファーストポジションの「Méthode Elémentaire」の5分の3くらいです。128、129番は6度の重音習得を、より確実にするための練習です。
128番と129番の練習ポイントは、6度の重音が弾けるように、左指は「押さえたままにしておく」必要のある場所は、きちんと「置いたまま」にしておくことです。
親子でヴァイオリンをなさっていらっしゃるので、アンサンブル出来るように「Pastorare」の両方のパートをやりました。そしてデュオで弾きました。田園風景の浮かぶ素敵な曲ですので、歌って楽しみながら弾くのがポイントです。
続く曲「リーディング作曲 ロマンス」は今回が初めてのレッスンでした。この曲は、今までの曲から比べると急にスケールが大きくなっています。演奏時間の長さも長いですし、様々なリズム、ボーイングが出てきます。
Yちゃんは、一人でこの曲を練習しています。(長い音符が少し短めになってしまうこともありますが)とても丁寧に弾いていらっしゃいます。
お嬢さんのYちゃんが弾いている楽譜から3メートル以上も離れたところで、お母様のKさんが、この「ロマンス」を「ほとんど間違いなく」弾いていらっしゃいました。
どう考えても楽譜がほとんど見えない距離。不思議に思ってお聞きしたところ
「この前、ちょっと時間はあったのですが、ヴァイオリンの音は出せない状況でしたので『エアー』で練習したんです。それで覚えました。」
素晴らしいですね!
そういえば音大の先生も「夜中は、弓を浮かせてエアーで練習しなさいと先生に言われてやったことがあります。」とおっしゃっていました。
私は本番直前の控え室でやることが多いです(*^^*)
関連記事
-
クリスマスコンサートの朝です!
晴天に恵まれ気持ちの良い、ちょっと寒い(o^^o)コンサート日を迎えました。 …私自身も今スケール(
-
「サマーコンサート」を終えて 7
今年の「サマーコンサート」では「リーディング作曲 コンチェルト 35番 第一楽章」を演奏した J
-
コンサートへ行ってきました♫
今日は久しぶりに(知り合いに誘われて)コンサートへ出かけました。 ロジャー・ターナーはドラマー
-
バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ 1
無伴奏バッハのソナタ&パルティータは、何度聴いても、何回弾いても「名曲だなあ」と思います。聴き込んで
-
ヴァイオリンのグレードアップを楽しみに
本当は、最初から「長く使える、ちょっと良いヴァイオリン」で始めたい気持ちもあったKさん。 でも
-
ヴァイオリンのロングトーン
「HAUCHARD」の教本の最初の方は、全て白い音符...全音符、2分音符などのロングトーンの練習で
-
ヴァイオリンの上達を目指すなら
先日の体験レッスンの方は「とにかくヴァイオリン奏法の基礎をミッチリやって貰いたいです。」と強調してい
-
ママと一緒に今日もヴァイオリン
「さっき練習してきたよ‼︎」元気よくレッスン室に入ってきたHちゃん。 3才のHちゃんは、ママのAさん
- PREV
- 晴れの日は
- NEXT
- ヴァイオリン練習の工夫