ヴァイオリニストのクライスラー

公開日: : 未分類

50年以上にわたって「ヴァイオリンの王者」と呼ばれ、世界中の人々を夢中にさせた フリッツ・クライスラー。

クライスラーの作品は(私はもちろんのこと)ヴァイオリニストの大切なレパートリーになっているのではないかと思います。

「クライスラーのCD全集が出ましたよ。素晴らしいから是非お買いなさいね。」と、恩師に勧められ購入したCD。

どのCDにも、クライスラーならではの、気品あふれる演奏を楽しめます。よく言われているクライスラーの魅力は

「絶え間なくかかっているヴィブラート」

「ポルタメント…ニ音間の移動の時に、滑らかに徐々に音程を変えながら移る技法…が、程よい抑制とあいまって驚くべき魅力となっている」

「クライスラーは生まれついてのルバート…全体的な基本のテンポを一定に保ったまま、内部の個々の音を伸び縮みさせる方法…の名手」

などでしょうか。

 

また、アメリカのブレア音楽院 ティール先生は

「クライスラーは手が小さかったそうだから、彼の作品は君にも弾きやすいと思います。」

「クライスラーが演奏している写真を見ると分かるけれど、弓の毛は結構強く張って弾いていたのが分かり、演奏する時のヒントになるかと思います。」

とおっしゃっていました。

 

2年前のクリスマスコンサートで、私は「クライスラー作曲 愛の喜び」を演奏しました。 この曲は「クライスラーの3大ワルツ」と呼ばれています。 以前、ホテルの仕事、結婚式の「ウエディング・ケーキ・カット」でよく演奏しました(^^)

関連記事

講師のカルテット演奏

昨日「マンダリンオリエンタル東京」で行われたパーティーでのBGM(&ミニコンサート)が無事終

記事を読む

バッハ作曲パルティータ第1番

間近に迫った「スプリング・コンサート」プログラム最後は、Kさんの「バッハ作曲 無伴奏ヴァイオリンパル

記事を読む

ヴァイオリン教本の短音階

ある音楽を聞いていて、その音楽が「楽しい」とか「悲しい」「明るい」「暗い」と感じることがあるかと思い

記事を読む

近代の西洋音楽 2

自分たちの民族を大切にしようとするナショナリズムの影響は東欧や北欧の国にも及びました。 スメ

記事を読む

ヴァイオリンの音色、七変化

ある程度弾けるようになってくると、次の7つの「ヴァイオリンの音色を決めるポイント」を知っていると、楽

記事を読む

no image

今日は ヴァイオリンの楽譜などを見に

たまたま今日はレッスン御希望の方がほとんどいらっしゃらなかったので、午前中から電車に乗って出かける事

記事を読む

ヴァイオリン教室近くの桜が

今朝は良いお天気ですね! 当教室近くのバス通りの桜が見頃になってきています。

記事を読む

サマーコンサートに向けて 4

「サマーコンサートに参加させて頂きたいと思います。」 と明るくおっしゃったYさんは、小学生の頃

記事を読む

ヴァイオリン選びも

(聞いたことがある話ですが)素晴らしい楽器を割安で手に入れたヴァイオリニストがいます。ちょっとしたチ

記事を読む

ヴァイオリン&チェロでアンサンブル

当教室にいらして1年ちょっとのKさんは、豊かなヴァイオリンの音色の持ち主でいらっしゃいます。

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑