今週のヴァイオリン音階
公開日:
:
未分類
今週は、ちょっと新しい音階の練習方法を(音階をやっている生徒さん全員)試してみました。
その方法とは、主音…音階の最初の音を講師がロングトーン(長い音符で静かにずーっと)弾き続け、その音を聞きながら音階と分散和音を弾くというものです。
そうすることによって、主音に合わせた音程が自然ととる事ができ、特に調号が一杯の音階をさらっているAさんとKさんに好評でした。

この練習の仕方は、アンサンブルをする時にも役に立ちます。
何より「その調の響きの中で弾く」という、少しレベルの高い、響きもワンランクアップの演奏に近付く事ができます!
ここで調性の話を少ししましょう。
それぞれの調には性格があります。作曲家は曲を作る時に何かの理由やねらいがあって、その調を選んでいます。例えば、ヴァイオリンコンチェルトは、ヴァイオリンの響きが大きく良く鳴りやすい、一番開放弦を使えるD-dur(ニ長調)かD-moll(ニ短調)の調の曲が多いです。
また、Dur(長調)は明るく、moll(単調)は暗い、などの各調整には共通する性格もあります。
もちろん感じ方は個人差もあるかと思いますが、一般的な一例を下記に紹介してみました。
ハ長調…純粋な素朴な、堂々とした感じ
ト長調…無邪気な、田園的な風情、春の調べ
ニ長調…活気のある、陽気な感じ
ヘ長調…平和な、静かな感じ。牧歌的。壮麗。
変ホ長調…華麗な、荘重な感じ。英雄的。
イ短調…女性的な優しさ、深い悲しみ。あきらめ、陰鬱な感じ。
ホ短調…悲痛な、不安な感じ。素朴な優しさ。愛の無垢な告白。
関連記事
-
-
ヴァイオリン教室の看板
今、新しい「ヴァイオリン教室の看板」が出来上がりつつあります♪ クリスマスコンサートの
-
-
ヴァイオリンの左指の押さえ方で
ヴァイオリンの左指の押さえ方は、基本は「指の中心の角度が およそ45度」です。 この押さえる角
-
-
音楽祭で学んだことを
昨日までの3日間「笠間国際音楽祭」で勉強した事を、今朝のレッスンからお伝えしています。 例えば
-
-
ヴァイオリンを楽しむ
ヴァイオリンを楽しむのに1番大切なのは「ヴァイオリンが好きであること」。そして(他の人と競争しないで
-
-
「サマーコンサート」に向けて 9
今朝は、講師自身も「サマーコンサート」に向けての準備をしています♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪ 先
-
-
「真田丸」のヴァイオリン
ヴァイオリンやヴィオラで演奏する機会の多いKさん。 当教室では演奏上達のための「基礎練習」を中
-
-
ヴァイオリンの前衛音楽コンサート
今日は(たぶん普通の方は滅多に聴くことのないかもしれないジャンルかも?)渋谷の「公園通りクラシックス
-
-
ヴァイオリンとピアノの音色作り
ヴァイオリンは弦を弓でこすって音をだす楽器なので、メロディを歌わせたりダイナミック(強弱)をつけやす
-
-
考えながらヴァイオリンを弾く
ヴァイオリンを弾く時に、楽譜の音符や記号を見ながら自分が演奏している音楽について考えることは、とても
- PREV
- ヴァイオリンの音色、七変化
- NEXT
- ヴァイオリン(講師)の名刺











